IPv6サブネット計算機 — /48・/56を/64に分割して一覧表示
/48や/56などのIPv6プレフィックスを/64(任意の長さも可)に分割。サブネット数、1サブネットのアドレス数、ページ送りの一覧、N番目のサブネットへの移動、アドレスが属するサブネットの検索、ニブル境界のチェック、Cisco・YAMAHA RTX・Linuxの設定例を表示します。
🔒 すべてあなたのブラウザ内で動作します。入出力データはサーバに送信・保存されないため安全です。
サブネット一覧
典型的な設計: ISPやRIRから拠点に/48(/64が65,536個)、家庭に/56(/64が256個)が割り当てられ、LANごとに/64を1つ使います。/48と/64の間の16ビットがサブネットIDです。各階層が16進数1桁になるよう、ニブル境界(/52・/56・/60)で区切るのが定石です。
このツールについて
このIPv6サブネット計算機は、親プレフィックス(RIRやISPから割り当てられた/48、ホームルーターに委任された/56や/60など)を、より長いプレフィックス、通常は/64に分割します。128ビットの精度で計算するため、サブネット数と1サブネットあたりのアドレス数を正確に表示し、全サブネットを先頭・末尾アドレス付きでページ送り一覧にします。N番目のサブネットへの移動や、任意のアドレスがどのサブネットに属するかの検索もできます。ニブル境界にないプレフィックスや/64より長いプレフィックスには注意を表示し、Cisco IOS、YAMAHA RTX(/64ならRA設定込み)、Linuxのインターフェース設定例を生成します。処理はすべてブラウザ内で完結します。
よくある質問
なぜLANはすべて/64にすべきなのですか?
IPv6のアドレス体系は64ビットのインターフェースIDを前提にしています。多くのスマートフォンやPCが使う自動設定SLAACは/64でしか動作せず、一時アドレス(プライバシーアドレス)や多くのベンダー機能も同様です。LANに/64より長いプレフィックスを使うと、DHCPv6によるアドレス割り当てに対応していないAndroidが通信できなくなります。IPv4と違ってアドレス空間は制約になりません。セグメントごとに/64、ルーター間のポイントツーポイントリンクには/127(RFC 6164)、ループバックには/128を使い、後者2つはそれ専用に確保した/64から切り出すのが理想です。
/48・/56・/60には/64がいくつ入りますか?
個数は「プレフィックス長の差」を指数とする2のべき乗です。/48には2^16 = 65,536個、/56には2^8 = 256個、/60には16個、/52には4,096個の/64が入ります。/64自体には2^64 ≈ 1844京個のアドレスがあるため、IPv6の設計ではホスト数ではなくサブネット数を数えます。この計算機は、通常の数値では扱えないほど大きな分割でも両方の値を正確に表示します。
ISPから/56・/60・/64しかもらえない場合、それぞれ何ができますか?
DHCPv6-PDで/56が委任されれば/64が256個あり、VLANごとに1つずつ割り当てても十分余ります。/60なら16個で、数セグメントには足ります。RAで告知される/64が1つだけの場合は、SLAAC用にそれ以上分割できず、下流のネットワークにはNDプロキシやNAT66といった回避策が必要です。日本のNTTフレッツのIPoEでは、ひかり電話を契約している回線ではホームゲートウェイに/56が委任され(配下のルーターには/60が払い出される)、契約がない回線ではRAによる/64のみとなるのが一般的です。そのため、配下のルーターでLANが1つしか作れないケースがよくあります。
ニブル境界とは何ですか?なぜ重要なのですか?
ニブルは4ビット、つまり16進数1桁です。4の倍数のプレフィックス長(/48・/52・/56・/60・/64)はちょうど桁の境目で終わるため、サブネットIDがアドレス上にそのまま見えます。2001:db8:abcd:12::/64なら12がサブネット18番です。/62や/50では境目が桁の途中になり、隣のサブネットと文字を共有するため読み間違えやすくなります。また逆引きDNSのip6.arpaはニブル単位で動くため、ニブル境界でないプレフィックスを委任するには1つではなく複数のゾーンが必要になります。
/48の中でIPv6サブネットにどう番号を振ればよいですか?
16ビットのサブネットIDに、1階層1ニブルで構造を持たせます。たとえば先頭の桁を拠点や建物、2桁目をゾーンや用途、下2桁をVLANにします。よく使われる工夫が、VLAN番号を16進数でもそのまま読めるように書く方法で、VLAN 120なら2001:db8:abcd:120::/64とします。実際のサブネット番号は120ではなく0x120ですが、ひと目で対応がわかります。ループバックとポイントツーポイント用の/127のために/64を1つ確保し、グループの間には将来の拡張に備えて番号の空きを残しておくと、振り直しが不要になります。